新世丸
曳船兼海難救助船兼作業船(697t)
新世丸は、DPS(自動船位保持システム)を搭載したROV作業母船です。海底調査や作業支援など多様なプロジェクトに対応してきた船舶です。
現場ごとの条件を踏まえた柔軟な運航判断と安定した作業環境の確保が特長です。
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船体主要寸法
全長60.98m、幅11.80m、深さ5.45m、満載喫水4.60m
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乗組員
8名(甲板部4名 機関部3名 司厨部1名)
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航行区域
近海区域(国際航海)
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DPS
KONGSBERG DP ClassI
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推進機
NIIGATA ZP-31CP 4翼CPP×2
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スラスター
バウスラスター8.2t×1
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主機
NIIGATA 6L28HX 2,000PS×2基(A重油)
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発電機
YANMAR 6HAL2-HTN 359PS×2基
新世丸が担う役割
ROV母船機能(遠隔操作型無人潜水機の運用支援)
水深3,000mまで対応可能な遠隔操作型無人潜水機(ROV)「はくよう3000」の母船として運用しています。はくよう3000は左右2基の7関節マニピュレーターを備えたワークラスROVで、海底資源のサンプリング・海底構造物の調査・環境モニタリング機器の設置など、水中での精密作業が可能です。
母船側ではAフレームによるROVの投入・揚収および船上からの遠隔操縦・監視を行い、深海域での調査・作業オペレーションを一貫して支援します。
DP(自動船位保持装置 / Dynamic Positioning)
スラスター・プロペラ・舵をコンピュータ制御で統合し、アンカーを使わずに船舶の位置・船首方位を自動保持する装置。ROVの投入・揚収時や調査海域での待機など、精密な定点保持が求められるオペレーションに不可欠。
Z-Peller(Z型全旋回推進器)& スラスター
Z型駆動方式のアジマススラスターとスラスターを搭載。推力方向を自在に制御できるため、高い操船性を実現し、DP装置との連動による精密な船位保持にも対応します。狭水域での機動的な操船や、調査海域での安定した船位維持に貢献します。
曳航設備(トーイングウインチ)
台船や構造物の海上曳航に対応するトーイングウインチを装備。曳航索の繰り出し・巻き取りと張力制御を行い、安全かつ安定した曳航オペレーションを実現します。
甲板スペース & Aフレーム
ROV関連機材やアンビリカルケーブルの搭載・整備に対応する甲板スペースを備えるとともに、船尾にAフレームを搭載。Aフレームは重量物を船尾から安全に海中へ投入・揚収するための門型構造物で、ROVのほか各種水中機器のハンドリングにも対応します。
居住設備(最大40名収容)
プロジェクト要員を含め最大40名を収容可能。ROV調査のオペレーター・技術者に加え、客先の調査要員も乗船でき、洋上での長期調査プロジェクトに対応する居住環境を備えています。
特徴
新世丸の中心となる能力は、DPSを活用した高精度な定点保持と、ROV「はくよう3000」の運用母船としての機能です。ROV作業では母船が安定した位置を保ちながらROVに電力・制御信号を供給し続けることが不可欠であり、DPSによる精密な船位保持が深海底での作業品質を支えています。
多目的作業船としての設計により、ROV作業のみならず曳航・作業支援など様々なプロジェクトニーズへの対応が可能です。現場の条件に応じた柔軟な運用判断と蓄積された実績が、本船の強みです。
WORKS
新世丸による
プロジェクト実績
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浮漁礁回収
海の中層に設置した浮体式人工漁礁を、水中ロボット(ROV)を用いて回収します。
水中ロボット(ROV)を投入し、浮漁礁の係留索をカッターで切断して揚収します。
※ロボット操作:専門チームが乗船し行います。
ウインチを使用して係留索を巻き上げます。
浮漁礁
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AUV地形調査
水中ドローン(AUV)を用いて海底地形調査を行います。
調査海域に水中ドローン(AUV)を投入します。船員は投入作業を補助します。
※ロボット操作:専門チームが乗船し行います。
水中ドローン(AUV)が自力で地形データを収集したあと、これを回収します。船員は回収作業を補助します。

水中ドローン(AUV)による海底地形データ(イメージ)
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