POSEIDON-1
Subsea Operation Vessel(4,270t)
POSEIDON-1は、海洋調査やオフショアプロジェクトにおいて、正確な作業と安定した運航が求められる現場で運用されてきた多目的作業船です。
変化の大きい海況下においても安全性を最優先に判断し、調査・作業を確実に進める役割を担っています。高い精度が求められるプロジェクトにおいて、現場の基盤となる運用を重ねてきました。
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船体主要寸法
全長78.00m、幅20.40m、深さ7.00m、満載喫水5.50m
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乗組員
19名(甲板部10名 機関部7名 司厨部2名)
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航行区域
近海区域(国際航海)
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DPS
KONGSBERG DP ClassII
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推進機
NIIGATA ZP-41CP 4翼CPP×2
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スラスター
バウスラスター15t×2
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主機
NIIGATA 6L28AHX 3,000PS×2基(A重油)
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発電機
YANMAR 6EY18ALW 1,088PS×4基
POSEIDON-1が担う役割
ムーンプール(船体中央開口部)& デリック(掘削やぐら)
ムーンプールは船体中央部に設けられた開口部で、船内から直接海中へアクセスすることを可能にする構造です。舷側からの作業と異なり、波浪や船体動揺の影響を受けにくい船体中心部で作業できるため、掘削機器の降下・揚収を安定して行えます。
デリックはムーンプール直上に設置される塔状の構造物で、ドリルパイプやケーシングの吊り上げ・接続・降下を行う掘削作業の中核装備です。両者が一体となって機能することで、洋上での掘削オペレーションを安全かつ効率的に遂行します。

DUAL DP(二重冗長型自動船位保持装置)
DP装置を二重冗長構成としたシステム。発電機・スラスター・制御系統を独立した2系統以上に分離し、いずれか1系統に単一故障(Single Point Failure)が発生しても船位保持を継続できる設計。
洋上風力発電設備の据付やドリリングなど、万一の位置逸脱が重大事故や設備損傷に直結する高精度オペレーションで要求されます。
ABS船級(American Bureau of Shipping)
世界有数の歴史と実績を持つ国際船級協会ABSの船級を取得・維持しています。ABSは特に海洋開発・オフショア分野での技術基準に強みを持ち、掘削船やオフショア支援船の船級登録で豊富な実績があります。
国際的に認知度の高い船級を維持していることは、グローバルなプロジェクトへの参画や海外オペレーターとの協業において信頼性の裏付けとなります。
Z-Peller(Z型全旋回推進器) 2基&バウスラスター2基
Z型駆動方式のアジマススラスターを2基搭載。各推進器が独立して360度旋回し推力方向を自在に制御できるため、2基の協調運転により高い操船性と冗長性を両立します。
1基にトラブルが発生した場合でも残りの1基で航行・操船を継続できるため、洋上作業中の安全性確保につながります。DP装置との連動による精密な船位保持にも対応します。
SPS
(Special Purpose Ships Safety Code / 特殊目的船安全コード)
IMOが定める特殊目的船の安全基準に適合していることを示す認証です。SPSコード適用船は、乗組員や旅客以外に、プロジェクトに従事する特別要員(Special Personnel)を多数乗船させることが認められます。
掘削・建設・調査など洋上プロジェクトでは、船員以外の技術者やオペレーターが多数乗り込むケースが一般的であり、SPS認証を保持していることは、こうしたプロジェクト運用に対応できる証となります。
居住設備(最大74名収容・全室個室シャワー完備)
洋上プロジェクトに従事する技術者・オペレーター等を最大74名まで収容可能。各居室に個室シャワーを完備しており、長期間の洋上生活においても乗船者のプライバシーと快適性を高い水準で確保します。居住環境の充実は、プロジェクト要員のパフォーマンス維持と安全意識の向上にも寄与し、客先にとっても安心して人員を配乗できるポイントとなります。
特徴
本船最大の特徴は、DUAL DPシステムを搭載している点です。GPS連動の自動船位保持により、活測中や機材装着作業中も海流・風の影響を受けず定点保持が可能です。高度な作業が求められる海洋調査・開発プロジェクトにおいて不可欠な能力です。
船体中央に設けたムーンプール(船底開口)から調査・掘削用機材の投入・揚収を行い、沖合の波浪影響を最小化した状態で安定的な作業を実現します。
ROV(遠隔操作無人探査機)の運用にも対応しており、水中カメラや各種センサーを用いた海底の目視・計測を行うことが可能です。海洋調査から資源開発支援まで、多様なプロジェクトニーズに応える船として運用されています。
WORKS
POSEIDON-1による
プロジェクト実績
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海底掘削調査
メタンハイドレートなど海底資源の調査のため、ドリルを用いて海底掘削調査を行います。
掘削ポイントに到着後、DPSで船体を定点保持します。
※ロボット・ドリル操作:専門チームが乗船し行います。
パイプドリルを連結し掘削します。ドリルは325mまで繋げることが可能です。
表層型メタンハイドレートの浅層掘削(コア採取)調査(2015年)
デッキ中央のパイプドリル
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