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推進器の特徴について

一般的な商船では、推進器の殆ど固定ピッチプロペラが採用されています。
その理由としては、構造的にシンプルなので故障が少なく、CPP(可変ピッチプロペラ)やアジマスプロペラ(アジマススラスター)などの推進器に比べて安価であると言えます。

しかしながら、海洋調査船やオフショア船の業界では、単独での操縦性能(運動性能)や定点保持など高度な操縦性能が要求されますので、2機以上のアジマスプロペラを搭載するのが主流となっております。

近年の10万トンを超える様な大型旅客船は、電気駆動のアジマスプロペラを採用する事により、船長はジョイスティックを活用して狭い港内においても安全に操船する事が出来るようになっております。

操船機器
参考画像: Poseidon-1操船機器

 

弊社管理船舶の中には、新潟原動機のZ型推進装置(Zペラ)を2機搭載しており、容易に船位を定点で保持する事ができ、船速が0であっても全方位での操船を可能としております。

参考画像: 新竜丸

 

参考画像: 新竜丸Zペラ

 

更にバウスラスターとの組み合わせにより、より繊細な操船が可能となっております。

【ご参考】
1950年にドイツのメーカーがZ型推進装置を初めて開発したとされております。
『Zペラ』は、新潟原動機の登録商標です。
エンジンからプロペラまでの駆動軸系がZの字に似ていることから命名されました。
ほぼ同じようなものでは、川崎重工では旋回式スラスタ(レックスペラ)、海外のメーカーでは、アセア・ブラウン・ボベリ(ABB)社のアジポッド(Azipod)が有名です。